雑感

世界陸上が始まりました。日本期待の選手の波乱や世界記録保持者の予選敗退そして劇的な逆転劇等々、予想もつかない様々なドラマに思わず見入ってしまいました。そんな中で、やはり地元の丹野麻美が女子400m予選で準決勝進出を決めたのは嬉しいですね(日本女子が短距離種目で予選を突破したのは初めてだとか)。
ところで、顔缶ってご存知ですか?顔が印刷されている缶の飲物ですが、最初に思い浮かべるのは90%が男性愛飲の缶コーヒーでしょうね。
TV番組で、顔缶コーヒーの代表とも言えるポッカコーヒーに印刷されている顔のイラストが時代の髪型に合わせて変わっていることを特集していました。それに対抗したのがサントリーのBOSS缶だそうです。短期間でポッカの売上を抜き去り、消費者に浸透した背景には缶コーヒーのネーミングとイラストがその時代のサラリーマン社会の上司像にマッチしていたからなのでしょうね(BOSSのイラストは入社1年目の方が制作したとか)。
時代に合わせヘアースタイルを変えていったポッカとあくまでも上司のイメージ戦略(BOSS関連グッズがたくさんありました)を貫き通したサントリー・・・数字的には決着がついているのかもしれませんが、缶コーヒーをごく当たり前のもにしたという点では時系列的に甲乙つけがたいと思えてしまいます。
そろそろ、缶というベーシックなスタイルを打ち破ったコーヒーが登場してくるのかも知れませんね(笑)。

ポジティブ発想

最近うらハシログのアクセスがハシログに迫りつつあります(嬉しいような悲しいような)。
ようやく日中の暑さに比べ、朝晩の風がヒンヤリ感じてくるようになったように思います。
先日猛暑の40℃越えを記録した自治体では、それを逆手にとり様々なグッズを販売しているようです。
国内最高気温40.9℃を記録した埼玉県熊谷市では町おこし事業として「あついぞ!熊谷」というロゴのTシャツが完売しました。熊谷市は2004年に真夏日77日記録し、暑さの町おこしキャンペーン展開を開始しました。
今年になってはマスコットキャラクター入りのTシャツ4,000枚を作成し、販売していたたそうです。
また、同じ40.9℃を記録して日本一暑い自治体となった岐阜県多治見市も2003年から全国の暑い自治体を召集して地球温暖化防止策を考えるサミットを主催、クールビズを含む温暖化防止PRを進行中だそうです。
熊谷市が暑さを売り物にしているのに対して多治見市は暑いをテーマにした対策を考えるという違いも面白いものです。
他にも今年40.3度を記録した群馬県館林市や最近まで暑さ日本一記録40.8度の山形県山形市も残念がったり、町おこしのアイデアに関する知恵を絞っているとか・・・
でも実は最高気温42.7度(2004年7月非公式)の日本記録は東京都足立区が持っているとか・・・
どちらにせよ、ピンチをチャンスに転化する発想は経営にも当て嵌まりますね(笑)。

傾けるエネルギー

今日は地元では有名な菓子(和・洋)製造会社の役員の方とお会いしました。女性の方なのですが、全てにおいて拘りが強く、企業コンセプトも然り店舗作りから広報販売にかかわる様々なツールに至まで、自社商品のブランディングの将来像をキチンと思い描く事ができているように思えました(個人的には非常に共感が持てるように思いました)。
後は、その信念が売上に直結するような仕組みを見出す事のお手伝いができればと思っています(仕事に傾ける情熱も見習うべきもがありました)。
夕方からは行政機関の依頼で、ある推進協議会の打合せに参加させていただきました。短期間で設立総会まで漕ぎ着ける関係者の方々の努力と熱意は同様に確固たる信念が無いと達成できない事であると痛感しました。終了後、ある法人の副理事長を家までお送りする途中に頂いたアドバイスに対しても本当に感謝です。
あらためて、人という字の由来を思い起こし、なるほどと自己完結してしまった一日でした(笑)。

無駄という名のエコ

最近うらハシログを見ていただいてるようで、色々なご連絡を頂きます。今日も数人の方から、メールやお電話をもらいました(事実に基づいて書いているので、私の人となりを若干でもご存知の方は面白いのかもしれません)。
帰宅するとTVでスイスのツェルマットのニュースが取り上げられていました。マッターホルンを抱くツェルマットはアルプス観光でも有名ですが、町の1km手前からガソリン車乗り入れ禁止(宿泊施設関係の業者のみ電気自動車が可)のリゾート地域です。徹底したエコ対策にも拘らず、アルプスの氷河はドンドン融け始め、10年前とは丸っきり姿が異なっているそうです。この環境に配慮した対策は実際無駄なのかもしれませんが、進行を止める事は可能だとTVのパーソナリティは締めくくっていました。
仕事もそうですが、決して諦めず継続する事が大事であって、その行為を止めてしまったら、自分を(若しくはその事業や関わった人達を)否定してしまう事になるのではないでしょうか?
自分を輝かせる為にも決して後ろを見ないと思うこの頃です(笑)。

成果報酬

今日は数ヶ月振りに仕事で仙台を訪れました。私が住んでいる地域と違い、暑さがカラッとしているような・・・それでも突然の雷雨に会ったりして、やはり今年の天候は異常なようです。
あるクライアントへ新事業の広報戦略の件で伺ったのですが、プレゼンが終わるなり、Webに関して成果報酬型でやりませんかとの提案を頂きました(私も過去に一度だけそんな話があったと記憶していましたが)。
丸っきりの成果報酬型のサイトであれば、かなりリスクが大きい半面、結果次第ではかなり利益率も望める物件ではあります(迷うところでありますが)。
メディアにおいてCM効果が問題視されるように、世の中の流れは成果主義にシフトしているようです。
これは、ますます消費者主導の傾向が強いという事になるのでしょうね。ユーザーのレビュー・内部告発・消費者モニター等々、99人の意見より残りひとりの主張が大きく影響する事が今後増えてくるのでしょう。
妥協を許さない確固たる信念を持つ経営者が企業を存続させるひとつの方法なのかもしれませんね(笑)。